遊戯王カード、ファービーなどは今では高額化
販売当時よりも時間が経過することで価値が高くなるということは、何も珍しい現象ではありません。
むしろ当時はそれほど評価されていなかったというようなものも、ブームが去ってからその価値が再評価されるということもよくあります。
日本だけでなくアメリカにおいてもそうした古いおもちゃが高額で取引される事例は非常に多くあり、第二次世界大戦終了直後の時期に作られた製品などが数十万円~数百万円の価格で取引されているのを見かけたりするものです。
日本においてもヤフオクなどで古いおもちゃが驚くような価格で販売されている様子が見られます。
特にここ最近に目立ったものとしては、遊戯王のプレミアムカードがあります。
通常価格であれば数百円で購入できるカードが、現在では100万円を超えている例もあり、もし昔よく遊んでいたというならぜひ押入れの中に該当するカードがないか探してみましょう。
代表的なものとしては、1999年のジャンプフェスタで限定3000枚で配布された「青眼の白竜」や、2000年夏の大会時にゲームショップで入賞商品とされた「ブラック・マジシャン・ガール」というものがあります。
これらは少なく見積もっても30万円、状態によっては100万円超えで取引をされています。
もう一つ、レアおもちゃとして注目されているのが「ファービー」です。
ファービーと言えば現在も存在しているAI学習能力付きの縫いぐるみですが、特に初代モデルは高額取引の対象になっています。
レトロなおもちゃの保存方法
古いおもちゃを高値で売却するためには、状態のよさが一番重要です。
いくらレアなおもちゃであっても、傷や汚れがあったり一部部品が破損していたりすると価格は一気に落ちてしまいます。
一番良いのは未開封に近く、かつ当時の包装をそのまま残しているというものです。
昭和初期に多く製造されたブリキ製のおもちゃは、現在レトロブームということで若い人からも多く購入されるようになっています。
ただ、ここ近年ではプレミアがつくようなおもちゃというのは年々少なくなっており、最新のおもちゃの方が高値取引されるようになってきています。
古いおもちゃが高額取引されるというのはかなり例外的なことであり、遊戯王のプレミアムカードのように限定品として配布されたものなどに集中する傾向があるのです。
不要になったおもちゃは廃棄をするのではなく、状態をできるだけ回復させた上で速やかに売却をするというのが、一番無駄なくリサイクルしていく方法と言えるでしょう。
倉庫の中から出てきたおもちゃもすぐに廃棄せず、まずはヤフオクなどで価格を確認してみてください。