古着屋の買取基準はどこにあるのか?
中古品として売却する場合、ごくあたり前の常識として存在しているのが「新品の状態に近い方が高価で取引される」ということです。
自動車やバイク、おもちゃや家電製品などを思い浮かべてもらえばすぐにわかりますが、長年使用をして傷や汚れがついている商品よりも、新品同様のピカピカの商品の方が高く買取してもらうことができます。
しかしそのルールが例外的に当てはまらないジャンルが「古着」です。
古着は若い世代を中心に非常に人気のある業界分野で、都内のファッション発信地に行けばずらりと有名なセレクト中古ショップが並んでいます。
ファッション雑誌などでも「ユーズドファッション」として特集を組んでいることがよくあり、古着独特の風味である傷や汚れといったこなれ感が高く評価をされるということも珍しくありません。
とはいえただ単に汚かったり破れていたりするようなファッションが高値で買取をされるわけではありません。
よく聞かれるのが「同じ店でも担当してもらう人が変わったら買取価格が変わった」という話です。
古着を買取る場所にはいわゆる「リサイクルショップ」とされる場所と、それとは別の「古着専門店」があります。
この2つは全く異なる買取基準によって洋服の買取をしていることから、売るお店によって評価が全く異なってきます。
古着をできるだけ高く売却するなら、そうしたお店ごとの買取基準をよく考えて、より高い評価をつけてくれるところを選ぶようにしましょう。
ブランド・ノンブランドで買取先を考える
まず古着の中でも最も評価が高いのは「新品に近いブランド品」です。
いきなり最初に説明した内容と矛盾するようですが、高価なブランド品に限っては洋服も他の中古品同様できるだけ新品に近いことが評価の対象となります。
そのためシャネルやグッチ、ブルガリといった有名ブランドのファッショングッズを売却するなら丁寧に扱い、傷や汚れがない状態にして売却をするのがよいと言えます。
なおブランド品の売却はリサイクルショップや古着屋よりもブランド品専門店を利用した方が高い値段をつけてもらえる可能性が高くなります。
一方独自のセレクトで運営する古着屋の基準はその品物の元値ではなく、現在の流行や形に合っているかどうかです。
そのためノンブランド品であってもその時期に流行しているものに合致していればかなりよい価格がついてきます。
リサイクルショップの場合はもっと簡単で、その時々のニーズによって価格が決まります。
ユニクロやGUのようなファストファッションブランドであっても、季節感が合っていて使用状態がよければ買取をしてくれます。