大人気のTCGで使用されるカードたち
通常のおもちゃ屋と異なる営業形態をしているのが「トレカショップ」です。
トレカショップとは、トレーディングカードを專門に扱うお店のことで、店内で愛好家同士がカードを使ってゲームをすることができるようになっています。
昔から食玩などとしてカードをおまけにつける商品は数多くありましたが、現在ではカードそのものを集めてプレイをするというタイプのトレカが主流となっており、その入手方法も様々です。
お互いのトレカコレクションを使用して行うゲームをTCG(トレーディングカードゲーム)と言い、アメリカ発で日本でも爆発的人気のある「マジック・ザ・ギャザリング」をはじめとし、「遊戯王OCG」や「デュエルマスターズ」といったキャラクター商品としても人気の高い製品が流通しています。
TCG愛好家にとってはカードの収集は単なるコレクションではなくゲーム競技を勝ち抜くための必須アイテムとなるため、特別な能力のあるレアカードはコレクターの間で数万円以上の価格が付くこともあります。
トレカショップは全国で個人営業のお店を中心に行われているため、最寄りのお店に持ち込むことですぐに見積もりをとることができます。
もちろんネットを通じた引取サービスも多くの企業が展開しているので、いくつかのお店から見積もりを取って最も不足がある場所に売却をするのがよいでしょう。
トレカには「旬」があることに注意
トレカはTCGのようにゲームに使用することができるものの他、アイドルのブロマイドとして販売されているものもあります。
AKB48などのグループのメンバーが独自にカードを出していたり、他にもセクシーグラビアアイドルや声優アイドルなども続々トレカ産業に参入してきています。
基本的にトレカは入手が困難なものほど高値が付く傾向にあるため、期間限定で生産されていたカードや、アイドルの直筆サインが入った特殊仕様のカードなどはレアものとしてどこのお店でもかなりの高額をつけてくれます。
しかし一方でトレカは骨董品や美術品と異なり、それ自体に何らかの価値があるものではありません。
ですので公式サイトのアナウンスやゲームのルールの変更によって一瞬に紙くずになってしまう危険性があります。
最近のニュースでは2017年2月に「遊戯王」カードでルールの大幅変更が行われたことにより、それまでのレアカードが一気に大暴落するという騒動がありました。
ニュース前まで1枚数万円で売買されていたカードが1円で投げ売りされるといったことが実際に起こっており、トレカショップやカードコレクターは大混乱となりました。
レアカードを売る時は出し惜しみせず、旬の時期に強気に取引をするというのが高値買取のコツです。